名戸ヶ谷ビオトープを育てる会

「名戸ヶ谷ビオトープを育てる会」は、千葉県柏市名戸ヶ谷にある湿地・水田ビオトープを柏市と周辺地域住民の協力のもと、管理・運営している団体です。野生動物の生態系調査や、ホタル再生活動、稲作活動などを行っています。

2022.7.30 活動報告

児童たちの田植えが再開、校外学習も賑やかでした

梅雨の期間が極端に短く、6月に猛暑日が一週間続いた後に梅雨戻りの大雨、西欧では気温が40度を超える等世界中で異常な気象が多発しています。ビオトープでも一時ザリガニ釣り場が2年ぶりに渇水しました。
この度、名戸ヶ谷ビオトープを育てる会が環境省の「令和4年度地域環境保全功労者表彰」を受賞しました。平成15年に設立以降、ビオトープの保全に取り組むほか、小学生を対象とした自然観察や体験学習を実施する等の貢献が評価されました。発足時の会員諸先輩をはじめ柏市環境政策課、現会員の皆様のご尽力の賜物です。心より感謝申し上げます。表彰状は作業小屋に掲示してあります。(副賞はデジタルハイブリット掛け時計です。)
*環境大臣賞は、昭和54年度に創設され(環境保全の推進のため、多年にわたり、顕著な功績のあった者・団体)今年は全国で54件(20人と34団体)が受賞しました。

今年もビオトープは賑やかです

ビオトープの稲は順調に生育し、22日にうるち稲の出穂(開花)を確認しました。多くのカエルやトンボ、小さなイナゴやカマキリが多くみられます。
6月に確認されたホタルはこれまでで最高の15匹でした。まだまだ少ない数ですが、現地での自然発生に繋がることを期待しています。東武バス車庫の街灯がホタルエリアを照射していましたが、育てる会から要望に対処して方向を変えて頂きました。ホームページ上ですが、お礼を申し上げます。
子供たちも夏休みに入り、自由研究、生きもの観察、ザリガニ釣り等でビオトープを訪れる親子が増えます。今日(24日)は柏10団ボーイスカウトがザリガニ釣りに来ました。(今年は3団、4団、6団も来ています。)
今後も生きものの保全と安らぎの場の確保に努めていきます。

  • 表彰状と副賞です
  • 稲の開花(出穂)です
  • シュリーゲルアオガエルが昼寝中です
  • カマキリも大きくなりました
  • ボーイスカウトのザリガニ釣り