• ビオトープ内のすべての生きものの生態系調査
  • 生きもの観察会、植物観察会、ホタル再生のための活動
  • 冬季湛水無農薬・無化学肥料栽培法による稲作
  • 総合学習の一環としての近隣小学校稲作体験への支援
  • 会報「名戸ヶ谷ビオトープだより」の発行
  • ほか、詳しくは「会の紹介」ページをご覧ください。

活動報告

2024.10.6 活動報告

今年も蓮が見事な花を咲かせました

休耕田に「大賀ハス」と「巨椋ハス」を移植して4年目になり、今年も一面に花を咲かせました。巨椋ハス(白花で先端のみがピンク)が大賀ハス(ピンクで筋状の線がある)より勢力を広げています。9月の稲刈り時には隣の田んぼに最後の大賀ハスの開花がありました。

稲刈りは迷走台風と猛暑に悩まされました。

猛暑の合間を見て天日干し用の「はざがけ」パイプを組み立て、束ね紐等の準備を進めました。岩手県に上陸した台風の影響でうるち稲は倒れてしまいました。ビオトープは田んぼの土が柔らかいので、雷雨時の風でも倒れてしまいます。日本縦断が危惧された迷走台風でしたが、直接的な影響は無かったのが幸いしました。9月7日より稲刈りを始めましたが泥んこと倒伏で一株ずつの刈り取り、猛暑により1時間ほどでの切り上げで進まず、数日かかりました。もち稲は倒伏しませんでしたが9月中旬でも危険な暑さで、名戸小の稲刈りは13日から18日に延期となり、18日も猛暑で中止になりました。今後も今年以上に猛暑の継続や強大な台風が襲来するでしょう。ビオトープでの稲作も継続が困難になることが想定されます。

脱穀は足踏み脱穀機とガソリン駆動機+脱穀機で10月12日に予定しています。(天候により変更あります)

*今年は連日の猛暑で屋外作業が危険なため、案山子作りも中止しました。

ビオトープの「水辺の生きもの」「水田生態系の復元」看板を更新

名戸ヶ谷ビオトープ発足時に設置された説明看板が紫外線等で劣化していましたので更新しました。内容の見直しと場所もビオトープ掲示板前に移設していますのでご覧ください。

  • 蓮の開花です
  • 倒伏した稲刈りは大変です
  • もち稲刈りとはざがけに干された稲
  • 「水田復元・水辺の生きもの」説明看板の更新

2024.6.29 活動報告

ホタルが飛翔しています

今年は放流直前の気温上昇で飼育用水槽温度が上がり、幼虫が全て死滅してしまいました。6月14日に現地で6匹のホタルを確認できまししが、これはビオトープでの自生ホタルとなります。昨年も放流区域と異なる場所でホタルが確認されていましたので「もしや?」と期待していましたが証明されて喜ばしい限りです。以前の名戸ヶ谷湧水付近では「この時期になるとホタルがいっぱいいましたよ」と地域のご高齢の方々が言っていますので更に多くの自生ホタルが飛翔するよう力を尽くしていきます。

楽しかった田植えも終わり、ビオトープは自然がいっぱいです

新型コロナの扱いが緩和され、田植えは賑やかに行われました。会の田植えは連休最終2日間で新会員や市民参加もあり、あっという間に植え終わりました。10日には今年も名戸小5年生67人が泥んこになりながら「もち苗」を植えました。みなさん楽しく良い思い出になったようですが、植え直しが大変でした。
カルガモが餌を漁り、ウグイスが縄張り主張で美声を響かせています。シオカラトンボやアゲハチョウが飛び交い、ニホントカゲは木道上で、シュレゲルアオガエルはハスの葉の上で陽当たり休息をとっています。
植物では「ジョウロウスゲ」が生育範囲を広げ小穂を付けていますし、今月末には巨椋ハス、大賀ハスの開花も見られるでしょう。

土小学校の校地外学習(観察会)です

6月7日、雨で一週間延期になりましたが2年生70人と校長、担任の先生、見守り隊の父兄がビオトープの広場に集合しました。田んぼや湿地での生きものや植物の観察、ザリガニ釣り等楽しく有意義な時間を過ごしました。児童達からの質問に立会いの会員が丁寧に説明していました。ビオトープへはほとんどの児童が初めての来訪でしたので、次は家族で来るよう、又ザリガニなど外来生物は他の池などに放流しないようお願いしました。

  • 自生ホタルの発光
  • 名戸ヶ谷小学校の田植え
  • 植え直し作業
  • 土小学校の観察会
  • 木道沿いのジョロウスゲ
  • ハグロトンボ

2024.3.15 活動報告

4年ぶりに総会を開催しました

新型コロナ感染防止で3年間対面での総会ができませんでしたが、1月27日に多くの会員の参加で開催できました。柏市環境政策課からは課長と担当者に出席して頂きました。議案審議後、一部の幹事退任に伴う補充の問題や高齢化による労働力不足(主に田んぼ稲作作業)、定例活動日の曜日変更等の意見について意見交換しました。対応については継続協議してまいります。
ビオトープだより2024冬号も発刊していますのでご覧ください。

2年越しで撮影できました

2年前の稲刈り時に巣と卵が発見された準絶滅危惧種「ヒクイナ」をやっと撮影できました。警戒が強く、10m程離れた足音で鳴き声を止め、姿を隠します。まだ1羽のようですが番になり産卵・羽化に繋がることを期待しています。

ビオトープから春の便りです

日中は日差しがあると暖かいですが、早朝は気温が低いので例年より産卵が遅れました。ニホンアカガエルの卵塊が今年も3月初旬で110個を超えて確認されています。ほぼ例年と同じです。小さなオタマジャクシになり始めています。
ネコヤナギ、カワヤナギ、ユキヤナギやスイセン、ホトケノザも開花、ツクシも出ています。モズが縄張りの警戒、カルガモ、コサギも来ています。
*ザリガニは水が冷たいのでまだ穴の中です。

  • 総会状況
  • ヒクイナ
  • 田んぼに産卵されたアカガエルの卵塊
  • モズ
  • モズの早贄
  • ネコヤナギの雄花
  • ツクシの群生