名戸ヶ谷ビオトープを育てる会

「名戸ヶ谷ビオトープを育てる会」は、千葉県柏市名戸ヶ谷にある湿地・水田ビオトープを柏市と周辺地域住民の協力のもと、管理・運営している団体です。野生動物の生態系調査や、ホタル再生活動、稲作活動などを行っています。

2022.12.18 活動報告

ビオトープの稲刈りは大変です

新会員が稲刈りに挑戦しましたが、ビオトープの田んぼは足が泥んこから抜けず、前に進むだけでも大変です。経験者からのアドバイスでなんとか1列を刈り切りました。新型コロナ感染防止は継続していましたが、9月15日に名戸小5年生全員で賑やかな稲刈りが行われました。泥んこになりながら、刈り取り・運搬・束ね・はざがけと一連の作業を経験しました。後日、全員から「米作り作業はたくさんあって大変なことを知りました。」「ご飯は残さず味わって食べます。」等、お礼の便りが届きました。脱穀も予定していましたが学校行事の都合で中止になりました。残念でした。

「ヒクイナ」が棲みついています

稲刈り田んぼで野鳥の巣と卵が見つかりました。残念ながら放棄状態でしたが原因は雀除けネットで親が抱卵に行けなくなってしまったようです。「鳥の博物館」で調べてもらい「ヒクイナ」と判明、時々鳴き声も聞こえているので静かに見守り、来年はネット掛けを工夫、改善します。

土小学校の秋の「校地外学習」が今年も実施されました

9月28日、2年生が今年2度目のビオトープ来訪です。今回は「ビオトープの素敵探し」で生きものや野草の観察と会員へのインタビューでした。ビオトープの生きもの生態状況や活動で大変なこと等タブレット撮影もあり、対応も大変でしたが好天にも恵まれて楽しい時間を過ごしました。

天候が悪く、脱穀は一日作業でした

刈った稲は「はざがけ」で天日干しましたが、好天が続かず予定日も延期となり10月16日に会員で脱穀を行いました。名戸小の学習がなくなったので1日作業で終わらせましたが乾燥不足でライスセンターで乾燥機に入れて再乾燥してから精米しました。作業に参加した会員に新米を配布しています。

「不法投棄ごみ」です

市道の両側に引っ越し時の残りと思われる多くのごみが放棄されました。靴やサンダル、傘、カセットテープ、レコード等です。これまでもテレビや自転車、大きな鏡などもありましたがこれほど多くが廃棄されたのは初めてです。
分別して収集日に出しましたが心無い行為に対し、怒りと残念な気持ちで一杯です。

ビオトープ文化祭を初めて開催しました

コロナ感染が収まらないので、今年も収穫祭は中止しましたが「ビオトープ文化祭」を初めて開催しました。名戸ヶ谷ふるさとセンターに会員が趣味で撮影、製作した「写真」「絵画」「書道」「陶芸」「仏像」「工作」などを持ち寄り展示しました。会員のみでしたが多くの方の参加、鑑賞があり、親睦を深めることができたようです。

  • 深い田んぼでの稲刈りです
  • ヒクイナの巣と卵です
  • 名戸ヶ谷小の稲刈りは賑やかです
  • 土小の校外地学習「ビオトープの素敵探し」です
  • 脱穀作業は初体験です
  • 不法投棄された「ごみ」を集めました
  • ビオトープ文化祭会場内の様子です