• ビオトープ内のすべての生きものの生態系調査
  • 生きもの観察会、植物観察会、ホタル再生のための活動
  • 冬季湛水無農薬・無化学肥料栽培法による稲作
  • 総合学習の一環としての近隣小学校稲作体験への支援
  • 会報「名戸ヶ谷ビオトープだより」の発行
  • ほか、詳しくは「会の紹介」ページをご覧ください。

活動報告

2023.3.12 活動報告

1月の総会は中止しました

2月に入りやっと新型コロナの感染者が減少傾向に入りましたが、年始での室内総会開催は感染防止上厳しく中止としました。5月に感染症上の分類が緩和されるので、今年は収穫祭と併せて開催できることを願っています。
ビオトープだより2023冬号も発刊していますのでご覧ください。

ビオトープの活動が始まりました

2月10日過ぎより今年もニホンアカガエルの卵塊が確認され、3月初旬で120個を超えています。2月18日の定例活動で稲株踏みを始めましたが、踏み均した田んぼにカルガモが多く(10羽前後)飛来し、餌を漁っています。水が濁り、卵塊の確認が困難になってしまいました。来年は株踏みの日程調整が必要です。
ネコヤナギ雄花の花弁が出始めました。ツクシも出ています。カワセミはまだ来ていませんがセグロセキレイの番やモズが来ています。
*ザリガニは水が冷たいのでまだ泥穴の中です。

  • 作業小屋入り口上のモッコウバラにヘビの抜け殻
  • 田んぼの真ん中に産卵されたアカガエルの卵塊群
  • 株踏み田にカルガモが多数来訪
  • ツクシの群生

2022.12.18 活動報告

ビオトープの稲刈りは大変です

新会員が稲刈りに挑戦しましたが、ビオトープの田んぼは足が泥んこから抜けず、前に進むだけでも大変です。経験者からのアドバイスでなんとか1列を刈り切りました。新型コロナ感染防止は継続していましたが、9月15日に名戸小5年生全員で賑やかな稲刈りが行われました。泥んこになりながら、刈り取り・運搬・束ね・はざがけと一連の作業を経験しました。後日、全員から「米作り作業はたくさんあって大変なことを知りました。」「ご飯は残さず味わって食べます。」等、お礼の便りが届きました。脱穀も予定していましたが学校行事の都合で中止になりました。残念でした。

「ヒクイナ」が棲みついています

稲刈り田んぼで野鳥の巣と卵が見つかりました。残念ながら放棄状態でしたが原因は雀除けネットで親が抱卵に行けなくなってしまったようです。「鳥の博物館」で調べてもらい「ヒクイナ」と判明、時々鳴き声も聞こえているので静かに見守り、来年はネット掛けを工夫、改善します。

土小学校の秋の「校地外学習」が今年も実施されました

9月28日、2年生が今年2度目のビオトープ来訪です。今回は「ビオトープの素敵探し」で生きものや野草の観察と会員へのインタビューでした。ビオトープの生きもの生態状況や活動で大変なこと等タブレット撮影もあり、対応も大変でしたが好天にも恵まれて楽しい時間を過ごしました。

天候が悪く、脱穀は一日作業でした

刈った稲は「はざがけ」で天日干しましたが、好天が続かず予定日も延期となり10月16日に会員で脱穀を行いました。名戸小の学習がなくなったので1日作業で終わらせましたが乾燥不足でライスセンターで乾燥機に入れて再乾燥してから精米しました。作業に参加した会員に新米を配布しています。

「不法投棄ごみ」です

市道の両側に引っ越し時の残りと思われる多くのごみが放棄されました。靴やサンダル、傘、カセットテープ、レコード等です。これまでもテレビや自転車、大きな鏡などもありましたがこれほど多くが廃棄されたのは初めてです。
分別して収集日に出しましたが心無い行為に対し、怒りと残念な気持ちで一杯です。

ビオトープ文化祭を初めて開催しました

コロナ感染が収まらないので、今年も収穫祭は中止しましたが「ビオトープ文化祭」を初めて開催しました。名戸ヶ谷ふるさとセンターに会員が趣味で撮影、製作した「写真」「絵画」「書道」「陶芸」「仏像」「工作」などを持ち寄り展示しました。会員のみでしたが多くの方の参加、鑑賞があり、親睦を深めることができたようです。

  • 深い田んぼでの稲刈りです
  • ヒクイナの巣と卵です
  • 名戸ヶ谷小の稲刈りは賑やかです
  • 土小の校外地学習「ビオトープの素敵探し」です
  • 脱穀作業は初体験です
  • 不法投棄された「ごみ」を集めました
  • ビオトープ文化祭会場内の様子です

2022.7.30 活動報告

児童たちの田植えが再開、校外学習も賑やかでした

梅雨の期間が極端に短く、6月に猛暑日が一週間続いた後に梅雨戻りの大雨、西欧では気温が40度を超える等世界中で異常な気象が多発しています。ビオトープでも一時ザリガニ釣り場が2年ぶりに渇水しました。
この度、名戸ヶ谷ビオトープを育てる会が環境省の「令和4年度地域環境保全功労者表彰」を受賞しました。平成15年に設立以降、ビオトープの保全に取り組むほか、小学生を対象とした自然観察や体験学習を実施する等の貢献が評価されました。発足時の会員諸先輩をはじめ柏市環境政策課、現会員の皆様のご尽力の賜物です。心より感謝申し上げます。表彰状は作業小屋に掲示してあります。(副賞はデジタルハイブリット掛け時計です。)
*環境大臣賞は、昭和54年度に創設され(環境保全の推進のため、多年にわたり、顕著な功績のあった者・団体)今年は全国で54件(20人と34団体)が受賞しました。

今年もビオトープは賑やかです

ビオトープの稲は順調に生育し、22日にうるち稲の出穂(開花)を確認しました。多くのカエルやトンボ、小さなイナゴやカマキリが多くみられます。
6月に確認されたホタルはこれまでで最高の15匹でした。まだまだ少ない数ですが、現地での自然発生に繋がることを期待しています。東武バス車庫の街灯がホタルエリアを照射していましたが、育てる会から要望に対処して方向を変えて頂きました。ホームページ上ですが、お礼を申し上げます。
子供たちも夏休みに入り、自由研究、生きもの観察、ザリガニ釣り等でビオトープを訪れる親子が増えます。今日(24日)は柏10団ボーイスカウトがザリガニ釣りに来ました。(今年は3団、4団、6団も来ています。)
今後も生きものの保全と安らぎの場の確保に努めていきます。

  • 表彰状と副賞です
  • 稲の開花(出穂)です
  • シュリーゲルアオガエルが昼寝中です
  • カマキリも大きくなりました
  • ボーイスカウトのザリガニ釣り