活動報告

2025.6.28 活動報告
ホタルが飛翔しています
昨年は飼育中の事故で幼虫放流ができませんでしたが自生のホタルを確認できました。今年は4月に100匹ほどの幼虫を放流(環境の変化で今年が最後の放流になります)して、6月15日に2匹、22日に17匹のホタルを確認しました。放流区域から離れている場所でも確認されているので自生も含まれていると思われます。30年ほど前の名戸ヶ谷湧水付近では多くのホタルが見られたと地域のご高齢の方々から伺っていますので更に多くのホタルが飛翔するよう願っています。
児童が植えた稲も順調に育ち、生きものもいっぱいです
会の田植えは連休最終日の2日間、8日には名戸小5年生77人が泥んこになりながら実施しました。皆さん楽しく良い思い出になったようで、参加したほとんどの児童からの感想文が届いています。(一部ビオトープだよりに掲載)稲は順調に生育しています。小さなシュレーゲルアオガエルは畔廻りで見られ、シオカラトンボやアゲハチョウが飛び交い、アオダイショウやニホントカゲは木道上等で陽当たり休息をとっています。
植物では「イチョウウキゴケ」がハス池隣の田んぼで多く発生、ハス池では巨椋ハスと大賀ハスの蕾も多く立ち上がり開花が始まっています。
ホタル(昨年)
名戸小の田植え
休息中のアオダイショウ
イチョウウキゴケ
開花1号の巨椋ハス

2025.3.20 活動報告
23年目に入りました
会の活動は23年目の春を迎えています。諸先輩から引き継いでビオトープの保全に努めていますが、会員の高年齢化(特に男性)と初夏から晩秋までの猛暑続きで作業時間が限られ、厳しい状況が続いています。1月25日の総会(会の年度は1月~12月)では積極的な対策案が出ていますので対応していきます。
今年は2月の夜間気温が低いためかニホンアカガエルの産卵が遅れました。3月中旬にやっと130個を越えました。雨が少なく岩手で大規模山火事が発生しましたがビオトープでもザリガニ池の水が枯れました。この時期では初めてです。今年も天候に左右されそうです。
ニホンアカガエルの産卵
1月の定例活動で田んぼ四周に産卵用溝を掘り、湧水が緩やかに流れるようにします。卵塊が水に隠れるよう水深が10㎝ほど必要になりますので、排水口の止水板高さも調整します。ほとんどが溝に産卵されていますが、今年は田んぼの中央付近にも多くの卵塊があるので田んぼの稲株踏みは少し遅らせます。Bゾーン(湿地区域)にも産卵用池を掘っていますが、数年前から産卵は確認できていません。
早春のビオトープ報告です
数年ぶりにゴイサギが来訪しました。以前は湧水池後方の竹藪にいましたがダイサギやアオサギが来るので、しばらく姿が見えませんでした。アオサギは上空を飛んでいるのが見られますが、ビオトープには降下しないので再来したようです。環境の変化を感じているのかもしれません。
イソヒヨドリが昨年から来ていますが、今年は毎日見られます。本来は海岸や磯の岩に巣を作っていたようですが、都会のビルの隙間で巣づくりしています。数年前に流山おおたかの森でマンション工事中、鉄骨階段の隙間で営巣し、子育てしていました。背がブルーで腹がオレンジ色なので気を付けて見て下さい。
気温が20度を超えた日に冬眠から目覚めたクサガメが田んぼでお散歩していました。触れたらすぐ泥の中に潜ってしまいました。
23回目のビオトープ総会
畦で餌探しのゴイサギ
産卵前のニホンアカガエル
はざがけ用パイプ上のイソヒヨドリ
田んぼの卵塊とクサガメ

2025.1.5 活動報告
稲刈りも猛暑で、名戸小の作業は延期しても中止になりました
今年も台風の直接襲来はありませんでしたが、名戸小の稲刈り予定日、更に延期日も猛暑で危険なため中止となりました。今後の稲刈りについての課題になります。もち稲は倒れず刈り取りは捗りましたが、うるち稲は少しの強風で一部倒伏してしまい、汗と泥んこでの作業となりました。又、脱穀作業も児童たちは学校行事の都合で中止となり、残念な結果でした。
天日干しの為、脱穀は天気の見極めが大変でした
刈った稲は「はざがけ」パイプ棚で天日干しです。好天が続かず作業日の決定が難しかったです。名戸小の参加はなくなりましたが、新会員もいるので昔ながらの足踏み脱穀機や唐箕での作業体験も実施し、最後は脱穀機で選別し昼過ぎで終わらせました。新米は会員はじめ市の担当部署にも配布しています。
収穫祭での搗きたての餅は最高です
昨年に続き、「文化の日」に収穫祭を盛大に開催することができました。用具の確認や洗浄、料理の前準備等ご協力ありがとうございました。
火起こしから始め、もち米蒸し、臼と杵で餅を搗きは家族会員の子供達も一緒に体験し、あんこ餅や黄な粉餅、肉がいっぱいの豚汁等をおなか一杯食べながら会員の親睦を深めることができました。搗きたての餅は最高に美味しかったです。一年間、ご苦労様でした。
名戸ヶ谷ビオトープ銘板を更新しました
掲示板前と名戸ヶ谷記念病院側水路前の銘板が年数経過で腐朽し、穴が開いてしまいました。倉庫にあった欅の厚板を木村様より頂戴し、会員の網永さんに毛筆で書いて頂きました。掲示板前は横書き、水路前は縦書きです。上端には小庇板も付けて擬木柱と鉄パイプ柱にボルト固定しています。
稲刈り
脱穀
収穫祭:餅つき
収穫祭:食事、歓談中
掲示板前銘板
水路前銘板