• ビオトープ内のすべての生きものの生態系調査
  • 生きもの観察会、植物観察会、ホタル再生のための活動
  • 冬季湛水無農薬・無化学肥料栽培法による稲作
  • 総合学習の一環としての近隣小学校稲作体験への支援
  • 会報「名戸ヶ谷ビオトープだより」の発行
  • ほか、詳しくは「会の紹介」ページをご覧ください。

活動報告

2024.6.29 活動報告

ホタルが飛翔しています

今年は放流直前の気温上昇で飼育用水槽温度が上がり、幼虫が全て死滅してしまいました。6月14日に現地で6匹のホタルを確認できまししが、これはビオトープでの自生ホタルとなります。昨年も放流区域と異なる場所でホタルが確認されていましたので「もしや?」と期待していましたが証明されて喜ばしい限りです。以前の名戸ヶ谷湧水付近では「この時期になるとホタルがいっぱいいましたよ」と地域のご高齢の方々が言っていますので更に多くの自生ホタルが飛翔するよう力を尽くしていきます。

楽しかった田植えも終わり、ビオトープは自然がいっぱいです

新型コロナの扱いが緩和され、田植えは賑やかに行われました。会の田植えは連休最終2日間で新会員や市民参加もあり、あっという間に植え終わりました。10日には今年も名戸小5年生67人が泥んこになりながら「もち苗」を植えました。みなさん楽しく良い思い出になったようですが、植え直しが大変でした。
カルガモが餌を漁り、ウグイスが縄張り主張で美声を響かせています。シオカラトンボやアゲハチョウが飛び交い、ニホントカゲは木道上で、シュレゲルアオガエルはハスの葉の上で陽当たり休息をとっています。
植物では「ジョウロウスゲ」が生育範囲を広げ小穂を付けていますし、今月末には巨椋ハス、大賀ハスの開花も見られるでしょう。

土小学校の校地外学習(観察会)です

6月7日、雨で一週間延期になりましたが2年生70人と校長、担任の先生、見守り隊の父兄がビオトープの広場に集合しました。田んぼや湿地での生きものや植物の観察、ザリガニ釣り等楽しく有意義な時間を過ごしました。児童達からの質問に立会いの会員が丁寧に説明していました。ビオトープへはほとんどの児童が初めての来訪でしたので、次は家族で来るよう、又ザリガニなど外来生物は他の池などに放流しないようお願いしました。

  • 自生ホタルの発光
  • 名戸ヶ谷小学校の田植え
  • 植え直し作業
  • 土小学校の観察会
  • 木道沿いのジョロウスゲ
  • ハグロトンボ

2024.3.15 活動報告

4年ぶりに総会を開催しました

新型コロナ感染防止で3年間対面での総会ができませんでしたが、1月27日に多くの会員の参加で開催できました。柏市環境政策課からは課長と担当者に出席して頂きました。議案審議後、一部の幹事退任に伴う補充の問題や高齢化による労働力不足(主に田んぼ稲作作業)、定例活動日の曜日変更等の意見について意見交換しました。対応については継続協議してまいります。
ビオトープだより2024冬号も発刊していますのでご覧ください。

2年越しで撮影できました

2年前の稲刈り時に巣と卵が発見された準絶滅危惧種「ヒクイナ」をやっと撮影できました。警戒が強く、10m程離れた足音で鳴き声を止め、姿を隠します。まだ1羽のようですが番になり産卵・羽化に繋がることを期待しています。

ビオトープから春の便りです

日中は日差しがあると暖かいですが、早朝は気温が低いので例年より産卵が遅れました。ニホンアカガエルの卵塊が今年も3月初旬で110個を超えて確認されています。ほぼ例年と同じです。小さなオタマジャクシになり始めています。
ネコヤナギ、カワヤナギ、ユキヤナギやスイセン、ホトケノザも開花、ツクシも出ています。モズが縄張りの警戒、カルガモ、コサギも来ています。
*ザリガニは水が冷たいのでまだ穴の中です。

  • 総会状況
  • ヒクイナ
  • 田んぼに産卵されたアカガエルの卵塊
  • モズ
  • モズの早贄
  • ネコヤナギの雄花
  • ツクシの群生
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2023.12.12 活動報告

稲刈りも相変わらずの泥んこ田んぼです

今年は台風の襲来はありませんでしたが、猛暑続きで田んぼの草取り、畔の草刈りが大変でした。湧水は少なくなっていますが生きものとの共存なので乾くことなく、稲刈りも「深長靴」での作業です。足が抜けず前進もままならない会員、畔に上がるのに踏ん張っている会員、深みにはまり股下まで沈んで動けなくなる会員もいて、救助作業で稲刈りより大変です。猛暑で1日の作業時間は60分から90分が限度、5日間で延べ74人の参加でした。名戸小の稲刈りはコロナ感染による学級閉鎖が発生、残念ながら中止となりました。学校行事の都合で脱穀作業も中止でした。

脱穀は天気との勝負です

刈った稲は「はざがけ」で天日干しです。好天が続きましたが金曜日雨予報が日曜日雨予報になり、急遽、土曜日(10月16日)の作業になりました。名戸小の参加はなくなりましたが、新会員もいるので、昔ながらの足踏み脱穀機や唐箕での作業体験、最後は脱穀機で選別し昼過ぎで終わらせました。新米は会員はじめ環境政策課にも配布しています。

4年ぶりの「収穫祭」を開催しました

「文化の日」の11月3日、新型コロナ禍で中止していた収穫祭を4年ぶりに開催することができました。用具や料理の前準備、ご苦労様でした。久しぶりに火起こしから始め、もち米蒸し、臼と杵で餅を搗き、あんこ餅やきな粉餅、肉がいっぱいの豚汁をおなか一杯食べながら会員の親睦を深めることができました。一年間、ご苦労様でした。

  • 稲刈り
  • 脱穀
  • シュリーゲルアオガエル
  • 収穫祭:餅つき
  • 収穫祭:もちこしらえ
  • 収穫祭:食事中
  • 園児の散歩