名戸ヶ谷ビオトープを育てる会

「名戸ヶ谷ビオトープを育てる会」は、千葉県柏市名戸ヶ谷にある湿地・水田ビオトープを柏市と周辺地域住民の協力のもと、管理・運営している団体です。野生動物の生態系調査や、ホタル再生活動、稲作活動などを行っています。

ABOUT

会のあらまし

【名戸ヶ谷ビオトープの生まれた経緯】

名戸ヶ谷湧水地区周辺は2000年頃まで谷津の面影を残して、かつては水田耕作が行われていた区域でした。しかしながら柏市の住宅地域として開発が進み、残されているのはこの湧水付近のみとなっていました。柏市では水田の一部を所有すると共に、周辺地域の地権者の協力を得て「湿地ビオトープ」を作りました。

参考リンク:ビオトープとは?(Wikipedia)

2002年3月、環境省からの補助金を得てビオトープを造成、更に2003年1月に学識経験者、地元町会、地域の学校及び一般市民の意見により、ビオトープを管理運営する「名戸ヶ谷ビオトープを育てる会」が発足しました。以降、柏市環境政策課の協力を得て管理運営されています。

【名戸ヶ谷ビオトープの原則】

  • 湿地の自然として多用な動植物が生息できる場を育成する。
  • 生息、生育する動植物は、本来この地域にあるものとする。
  • 他の地域の生き物、外来種、栽培種は導入しない。
  • ビオトープは多用な生き物の生活空間であると共に、地域の人達が身近な自然に触れて、生き物との共生を考え、名戸ヶ谷小学校をはじめ地域の学校の環境教育の場になることを期待している。

【名戸ヶ谷ビオトープの原則】

  • 住所:千葉県柏市名戸ヶ谷927-2 ほか
  • 交通:柏駅東口より東武バス (5番乗り場)「新柏行」「名戸ヶ谷行」、又は新柏駅より「柏駅東口行」にて「名戸ヶ谷記念病院前」下車すぐ
  • 面積:約4,400㎡
  • 生き物:133種
    湿性生物:53種(2024年 年間を通じた観察数値)

【名戸ヶ谷ビオトープを育てる会の概要】

・会員数:68名(世帯会員数は48)*2025年1月現在

・主な活動内容

  1. 生きものの生態系調査(春期と秋期)
  2. 生きもの、植物観察会(春期と秋期、及び年間通じて観察、記録)
  3. ヘイケホタル再生のための活動
  4. 田んぼビオトープでの手作業による稲作(稲株踏み、田植え、除草、稲刈り、脱穀等)
  5. ビオトープ敷地内周辺の草刈り、清掃活動 、田んぼの草取り
  6. 会報「名戸ヶ谷ビオトトープだより」の発行(年4回季刊で発行)

名戸ヶ谷ビオトープでいっしょに活動しませんか?

1.入会について

名戸ヶ谷ビオトトープで稲作や生きものの棲息環境の整備をしながら、地域活動や環境保全活動を一緒に楽しむ会員を募集しています。会の趣旨に賛同して所定の会費を納入される方であればどなたでも会員になることができます。ご家族で入会の場合は家族会員となります。

2.入会方法と会費について

入会を希望される方は、TOPにある「問い合わせ」よりお申し込みください。定例活動日(原則毎月第三日曜日)に現地で直接のお申込み(入会申込用紙を用意しています)でも宜しいです。
*会の会計年度は1月1日より12月31日です。次年度からは年度初めに納入して下さい。
尚、正当な理由なく2年以上納入しない場合は退会と見なしますのでご了承下さい。

3.定例活動日について

・現地での定例活動日と時間は、毎月第三日曜日の9:00~11:30です。(参加の有無、時間は自由)天候等による変更はメーリングリスト等で連絡します。
・定例活日のほかに、稲作作業や小学校学習支援等での不定期活動があります。日時や内容については会報、メーリングリスト、現地の掲示板、電話メール等で随時ご案内します。

「ビオトープだより」について

年4回の季刊として「ビオトープだより」を発行しています。A4版、6ページ構成ですがページ数は増減することがあります。会員、及び近隣小学校等に配布していますが、PDFでHPにて公開しています。