名戸ヶ谷ビオトープを育てる会

「名戸ヶ谷ビオトープを育てる会」は、千葉県柏市名戸ヶ谷にある湿地・水田ビオトープを柏市と周辺地域住民の協力のもと、管理・運営している団体です。野生動物の生態系調査や、ホタル再生活動、稲作活動などを行っています。

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2025.12.13 活動報告

名戸ヶ谷小の稲刈り:最初は難しかったけど楽しかった!

 名戸ヶ谷小学校5年生の稲刈りは70数名で賑やかに行われました。昨年は熱中症警報が発令されて中止になりましたが、今年は好天の下で無事刈り取りができました。皆初めての体験なので最初は恐る恐るでしたが、深田んぼに足を取られ、泥んこになりながら頑張りました。楽しく良い思い出になったようです。児童からの感想文を「ビオトープだより」に掲載しています。米価が上がり、今回の経験からお米の大切さを意識してご飯を食べてくれることでしょう。

スズメは少しだけ戻ってきました

 スズメは天日干しした「はざがけ稲」にも例年より大幅に少ない十数羽の飛来でした。脱穀は稲の乾燥状況と、数日秋晴れが続いた後に行うので日程調整が大変です。昔ながらの足踏み脱穀機と「エンジン+脱穀機」で早い時間から始めて昼前で終わらせました。収穫量は大幅に減りましたが、新米を名戸ヶ谷小学校と会員に配布しています。

一年間、ご苦労様でした

 今年は「文化の日」前日2日に収穫祭を開催しました。前準備で用具の確認、臼や杵の洗浄、料理の準備等ご協力ありがとうございました。

 現地での餅つきなので、火起こしから始め、米蒸し、杵での餅搗きは皆さん力が入りました。家族会員の子供達も一緒に体験、あんこ餅や黄な粉餅、具沢山の豚汁等をおなか一杯食べながら会員間親睦を深めることができました。  今年一年間、お疲れ様でした。

名戸小の賑やかな稲刈り
稲の天日干しも秋の風景
収穫祭での餅つき
今年の労に感謝しながら楽しい食事

2025.9.9 活動報告

トンボ池を造りました

今年の総会で夏場の猛暑と会員の高齢化で稲作作業が厳しいとの意見があり、田んぼの一部を休耕田として「トンボ池」に変えました。ビオトープには湧水池、三角池、カワセミ池がありますが狭く水生生物の生育が限られていました。ヨシが密生しているザリガニ釣り場は湧水の減少と気温上昇で度々渇水してしまい、水がある時のみザリガニ、カダヤシ、ウシガエルが生息しています。今回造ったトンボ池は約30坪程でホタル水路から湧水が入ってきますので渇水はありません。池周りをギンヤンマが飛翔していましたが多くのヤゴやゲンゴロウ等の水生昆虫が見られることを期待しています。向かいの休耕田では今年も大輪の大賀ハスなどが開花しました。

スズメさんはどこに行ったのでしょうか

例年稲穂が垂れ始めると多くの雀がはざがけパイプやヨシ湿地に集まって、人のいないのを見計らって米を食べに来ていましたが、今年はほとんど姿を見せません。よって、鳥除けネットも張っていません。稲刈り直前に数羽のスズメとキジバトを見ましたが被害はほとんどないようです。全国でスズメが減っていると報道されていますが柏も同じようです。

9月に入っても猛暑で「熱中症危険情報」が出るので稲刈りを9月13日からと予定していましたが、コシヒカリが一部倒伏し、台風15号の大雨で穂が水に浸かってしまったので6日より刈り始めました。深い田んぼで倒伏した稲を一株ずつ刈り取り、休憩を取りながらの作業になりました。マンゲツ(もち稲)は17日に名戸小5年生70数名で暑さに注意しながら行います。今後はビオトープでの稲作も更に継続困難になることが想定されます。

「名戸ヶ谷ビオトープの湧水」について説明しています

ビオトープの湧水については発足前に柏市が専門家にお願いして調査、計測を行っています。今回意外なところから一時的に湧水が見られましたが、これまでの計測データはじめ、現在水が湧いている地点と湧水量をまとめてビオトープだよりで説明しています。田んぼ側の湧水量はほぼ変わっていませんが回生の里側湿地の湧水は計測できる地点がありません。北側歩道斜面下全体より少しずつ湧き出ているだけのようです。ヘイケボタルの自生も確認されていますが早急の対策検討が必要です。

トンボ池です
天日干し用はざがけパイプの組み立てです
深田で倒伏した稲刈りは大変です
無農薬なのでイナゴも生息しています